社会基盤施設の点検・調査から計画・設計・施工管理を行います。
正確な診断と適切なメンテナンスで構造物のコストパフォーマンスを高めます。
保全構造部

橋梁設計

 架橋箇所の自然・社会条件を踏まえて、橋梁形式、架設・施工方法、保守性など様々な観点から比較検討を行い、機能・経済性に優れた橋梁の計画・設計を行います。
網走市 大観山公園線「女神橋」設計 2007(平成19)年

網走市 大観山公園線「女神橋」設計
2007(平成19)年

道道砂川歌志内線「かもい大橋」設計 2004(平成16)年

道道砂川歌志内線「かもい大橋」設計
2004(平成16)年

道道上川停車場線「かみかわ跨線橋」設計 2008(平成20)年

道道上川停車場線「かみかわ跨線橋」設計
2008(平成20)年

道路構造物設計

 道路の安全性や機能性を支える、擁壁・ボックスカルバートなどの各種土木構造物の計画・設計を行います。
道道夕張新得線 擁壁工 設計 1996(平成8)年

道道夕張新得線 擁壁工 設計 1996(平成8)年

河川構造物設計

 排水工、樋門などの河川構造物の計画・設計を行います。
札幌市 月寒川排水工 設計 2019(令和元)年

札幌市 月寒川排水工 設計 2019(令和元)年

シェルター・覆道計画設計

 安全な道路の通行を確保するためのスノーシェルターや覆道の計画・設計を行います。
道道知床公園羅臼線「覆道ロックシェッド」 設計 1992(平成4)年

道道知床公園羅臼線「覆道ロックシェッド」 設計
1992(平成4)年

補修・補強設計

 各種調査・試験結果より対象構造物の健全性を診断します。その結果に基づき、最適な補修・補強設計を行います。また、特殊工法を採用する場合は施工計画書を作成します。

補修・補強技術

  • 既設構造物の健全性評価
  • 橋梁の置かれた環境条件に即した橋面防水システムの検討・提案
  • 疲労や腐食を受けた鋼部材の補修・補強技術
  • 対象構造物の損傷原因に応じた対策工法検討・提案
  • 荷重条件や諸元変更に伴う構造物の補強検討・提案

補修・補強工法

  • ひび割れ注入
  • 断面修復
  • 鋼部材の塗装・防食
  • コンクリートの表面保護工
  • 床版補強、床版打ち替え
  • 支承補修、支承交換
  • 外ケーブルによる補強
  • 電気防食
補修前

(補修前)

補修後

(補修後)

道道北見津別線「団橋」床版補強設計 2013(平成25)年

構造物点検・調査

 過去の定期点検結果、および対象構造物の状況を勘案し、最適な点検調査手法を提案します。
橋梁点検車による橋梁点検 2023(令和5)年

橋梁点検車による橋梁点検 2023(令和5)年

高所作業車によるシェルター点検 2022(令和4)年

高所作業車によるシェルター点検 2022(令和4)年

ロープアクセスによる橋脚点検 2018(平成30)年

ロープアクセスによる橋脚点検 2018(平成30)年

ドローンによるシェルター点検 2022(令和4)年

ドローンによるシェルター点検 2022(令和4)年

各種試験の実施

 点検調査から求められた鉄筋腐食、コンクリートひび割れなどの詳細な状況により、構造物の変状劣化、損傷などを把握します。また、その結果により、各種試験の必要性を判断します。
配筋状況調査電磁波レーダー法、電磁誘導法により鉄筋のピッチ・かぶり厚を測定します。
鉄筋腐食調査自然電位法により、コンクリートの表面から鉄筋の電位を調べることで、鉄筋腐食を推定します。
微細ひび割れ確認観察採取したコアに蛍光エポキシ樹脂を含浸させて、コンクリート内部のひび割れ状況を確認します。
コンクリート圧縮強度調査コンクリートコアによる圧縮強度試験や、反発硬度法によるコンクリートの圧縮強度の推定を行います。
中性化深さ調査コンクリートにフェノールフタレイン溶液を噴霧して、コンクリート表面より変色しない深さ(中性化深さ)を測定します。
塩分含有量測定試料をコアまたはドリル粉から採取して化学的に塩化物イオン量を測定します。表面から試料を分割して採取し、濃度分布を確認します。
ASR試験骨材試験、蛍光X線分析、EPMA試験、SEM、残存膨張量試験により、ASRによる損傷であるか確認し、進行程度等を確認します。
塗膜調査試験鋼橋の塗装に含まれる有害物質(鉛・クロム・PCB)の有無を調査します。
超音波板厚測定鋼材に超音波を伝達させ、その伝達時間により板厚を測定します。
中性化試験 2014(平成26)年

中性化試験 2014(平成26)年

微細ひび割れ試験 2014(平成26)年

微細ひび割れ試験 2014(平成26)年

計測調査・解析(載荷試験・耐荷力評価)

車両を走行させての試験(動的)や車両を停止させての試験(静的)など、供用下の応力頻度測定試験や衝撃振動試験を行います。さらに、構造物の設計条件や現在までの補修・補強履歴など総合的に分析し、構造物の耐荷力評価を行います。
載荷試験既知重量の車両の走行(動的)、載荷(静的)試験によって構造物(各部位 )の振動、撓み、歪み等を測定する試験です。この結果を解析することで構造物の耐荷力を評価します。
応力頻度測定供用下の構造物各部材における応力を、そのピーク値や振れ幅の頻度分布として捉え、構造物の耐荷力を評価します。
衝撃振動試験橋梁の固有振動数および減衰定数を把握するため衝撃力を与え、その応答を解析することで、損傷要因や補強効果を確認します。

災害調査・設計

 大雨・地震・落石等の災害時には、初動調査から設計まで、迅速に対応します。
道道落合停車場線 災害調査 2016(平成28)年

道道落合停車場線 災害調査 2016(平成28)年

道道奥尻島線 災害調査 2022(令和4)年

道道奥尻島線 災害調査 2022(令和4)年

構造物点検・診断

構造物の点検および診断は、「コンクリート・診断関連」や「非破壊検査」の有資格者が信頼性の高い成果を作成しています。
〔技術士〕建設部門鋼構造及びコンクリート
〔RCCM〕鋼構造及びコンクリート部門
〔コンクリート・診断関連〕コンクリート診断士
コンクリート主任技士
コンクリート技士
プレストレストコンクリート技士
土木鋼構造診断士
(当社有資格者数はこちら)